エムアイブランの引退後

●エムアイブランの引退後

「いつもだったら、プランは放すとすぐにぶっ飛んでいくのに、今日はそうでもないな(笑)」エムアイプランを放牧後、新冠農業協同紺合畜産センターのベテランスタッフが笑った。朝の種付が終わり、放牧される時間を取材時間として指定してくれたのは、美しいブランの馬体が、大好きな泥遊びで汚れないうちに撮影させてあげようとの、八木場長のご好意なのだ。ブランは、放牧直後に走るだけではなく、すぐに砂浴ぴ場に寝転がって、せっかくの白い被毛を泥だらけにするのがH課らしい。

放す前に説明を受けていたので、先回りして放牧地に行き、ドロドロになる前のシャッターチャンスを逃さないよう、ちょっぴり緊張してスタンバイした。しかし、部外者が自分のテリトリーの入り口にいることで、ブランはいつもと勝手が述ったようだ。引き手を解かれても、じっと立っている。しかも、筆者を見つめているのだ。お陰でアップ写其はたちまち撮影終了。次は、お約束の走るポーズだぞ、と待っているが、予想に反して、プランはトコトコと歩き出した。「ああ、走る前に泥んこはやめて!」と祈りながら追いかけるが、そこだけ草が生えていない、泥遊びポイントに行っても、においを嗅ぐだけで横にはならない。やがて、必死でカメラを構え続ける筆者の方にやってくる。それも走ってではなく、トコトコだ。とっても撮影しやすくて娘しいんだけど、でも、走る姿も見たい。しばらく待機したが、なぜか筆者のそばを離れず、場所を変えようとするとついてくる。プランて、こんなに人懐っこいタイプだったのか……、でも、もしかして女に弱いタイプか?実は種牡馬、というかオトコ馬は、A誰にでも懐こいタイプ、B男より女が好きなタイプ、C人間には無関心なタイプ、に大別される。そして、意外に多いのが8のタイプなのだ。何度か場所を移したにもかかわらず、しばらくついて歩いたプラン君は、筆者に飽きたのかやっと離れてくれた。しかし、砂浴びポイントに直行し、ついにゴロンゴロン。しかも、その直前にオシッコしていたため、美しい白い馬体に黄色いシミが……。ため息をついて、帰ろうとした瞬間、ブランは走り出した。しかも、ラッキーなことにシミが付いたのは左半身。右半身だけ見えるように激写したのが左の写真だ。カッコイイでしょ?「キレイ好きでね、ボロをする場所も、彩る場所も決まってるから、馬房の掃除が楽だよ」とスタッフが教えてくれたが、さっきのシミを考えると、例外があるんだと思って笑ってしまった。最後にスタッフから皆さんに「ひとりでもルールを守らなかったら全員退場。それから、馬が遠くにいても、「引っ張って来いj とか言わんように!」と伝言が。マナーを守って、フェミニストでキレイ好きな工ムアイブランを訪問してね。

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